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宮本 ユタカ
放射化分析ハンドブック, 7 Pages, 2004/00
中性子放射化分析において定量元素と熱中性子の核反応によって生成する測定核種は、それ以外に共存する他の元素の異なる核反応によっても生じる場合があり、それが系統誤差の原因になる。その影響の大きさは試料の元素組成だけでなく、原子炉施設や照射場によっても異なる。京都大学原子炉実験所研究用原子炉(KUR)で放射化分析によく用いられる照射設備について、妨害核反応が定量結果に与える影響の大きさを岩石及び植物標準試料の照射実験から定量的に評価した結果を示す。
宮本 ユタカ; 齋藤 陽子; 間柄 正明; 臼田 重和
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 255(3), p.553 - 557, 2003/03
被引用回数:4 パーセンタイル:31.64(Chemistry, Analytical)核物質や放射性核種,公害物質などが環境に与える評価の指標となり得る大気浮遊塵について、浮遊塵の組成に及ぼす天候の影響や起源を調べるために、東海研においてエアーサンプラーで連続的に大気浮遊塵を捕集した大気浮遊塵の元素組成を中性子放射化分析法で定量した。その結果、元素濃度の変動から定量元素を3つのグループに分けることができた。この濃度パターンの違いは降雨による影響を反映しているものと思われる。
宮本 ユタカ
放射化分析, (14), p.16 - 22, 2002/05
京都大学原子炉実験所研究用原子炉(KUR)における放射化分析について、経験的な情報も交えながら、照射,測定などの実験方法,解析方法に主点を置き、標準岩石試料や植物試料の多元素同時元素分析や正確な分析を行うために必要な妨害核反応の影響について分析例を紹介する。
笹島 文雄; 澤幡 浩之*; 鬼沢 孝治*; 市村 茂樹; 大友 昭敏; 伊藤 泰男*; 高柳 政二
JAERI-Tech 2000-073, 49 Pages, 2000/12
放射化分析支援システムは、放射化分析の経験が少ない利用者でも、簡便で、かつ正確に分析試料の多元素同時分析を行えるように分析作業を支援するためのものである。本検証試験では、放射化分析支援システムの機能、使い易さ、分析の正確さ等についての確認を行った。検証試験の方法としては、JRR-3M PN-3設備に整備した照射装置、測定装置、自動試料交換装置、解析装置及びKo法に基づく解析ソフト「KAYZERO/SOLCOI」を用いて実施し、ゲルマニウム検出器の校正、照射場のパラメータの測定、及び3種類の環境標準試料の分析を行った。本システムによる分析においては、多元素同時分析により合計28元素を定量し、保証値を有する16元素を15%以内の正確さで分析することができたので、システムの紹介とこれらの結果について報告する。
米澤 仲四郎; 松江 秀明
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 244(2), p.373 - 378, 2000/05
被引用回数:12 パーセンタイル:62.16(Chemistry, Analytical)中性子即発線分析法(PGA)はこれまで良好な中性子源が得られないことから分析感度が低く、その利用は限られていたが、低エネルギー中性子ガイドビームを使用することにより分析感度が改善されることが明らかになった。このことから、原研ではJRR-3Mの冷又は熱中性子ビームポートに高感度及び低線バックグラウンドの即発線分析装置を設置し、元素定量法及び各種分野への応用研究を行ってきた。PGAは同様に中性子核反応を使用する放射化分析と比べ、(1)H,B,S,P,Si等の軽元素の分析が可能、(2)有害元素のCdとHgの分析が可能,(3)非破壊多元素定量,(4)試料の誘導放射能が無視できるほど少ない、などの特長を持つ。このような特長を使用した、B及び多元素定量による各種分野への応用研究を紹介する。
米澤 稔
no journal, ,
原子力機構では、2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所における事故発生以降、政府関係機関等が発信するインターネット情報や学会発表等の研究成果情報を収集し、同事故への対処に係る研究開発を支援することを目的とする「福島原子力事故関連情報アーカイブ(FNAA)」を構築し、運用を開始した(2013年6月)。FNAAでは有用なインターネット情報の恒久的なアクセスを確保するため、国立国会図書館(NDL)のインターネット資料収集保存事業と連携し、IAEAが策定した原子力事故情報を活用し体系的に整理している。また、NDL東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)やIAEAの国際原子力情報システム(INIS)等の国内外情報データベースと連携させ、情報発信の拡大を図っている。これらの取組みについて紹介するとともに、課題及び今後の展開について発表する。
近藤 幸祐*; 米山 海*; 佐藤 勇*; 松浦 治明*; 鈴木 恵理子; 三輪 周平
no journal, ,
福島第一原子力発電所廃炉作業における線源分布評価、解体廃棄物の放射能性状評価等に資する知見取得及び技術開発を目的として、原子炉格納容器構造材であるコンクリート中のSiとAlの含有量の違いがCs浸透・浸出挙動におよぼす影響評価、及び中性子放射化分析(INAA)や粒子線励起X線分析(PIXE),原子吸光分析(AAS)を組み合わせた、低濃度Csの定量評価や化学形態同定手法の構築を実施している。本発表では、研究の着目点及び計画を紹介するとともに、コンクリート中のCsのINAA測定結果より確認した、低濃度Csの定量評価におけるINAAの有用性について報告する。
鈴木 英哉*; 下条 晃司郎; 江森 達也; 筒井 菜緒; 黒澤 達也*; 柴田 光敦*; 川崎 倫弘*; 伴 康俊
no journal, ,
日本原子力研究開発機構(JAEA)では、分離変換技術の確立を目指して、高レベル廃液中からマイナーアクチノイド(MA)を回収するための新しい湿式分離技術である「SELECTプロセス」(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)の研究開発を行っている。性質の似ている希土類元素(RE)とMAとの相互分離は極めて困難であることから、本プロセスにおける課題の一つとなっている。本研究では、JAEAで開発した酸性アミド型の新抽出剤テトラオクチルニトリロ酢酸ジアセトアミド(TONAADA)及びヘキシル基型(THNAADA),分岐側鎖タイプのB-TONAADAを用いた溶媒抽出試験を実施した。その結果、良好なMA/RE分離係数が得られ、硝酸溶液中からMAとREを相互分離することに成功した。
鈴木 英哉*; 下条 晃司郎; 中村 聡志; 江森 達也; 黒澤 達也*; 柴田 光敦*; 川崎 倫弘*; 伴 康俊
no journal, ,
日本原子力研究開発機構では、分離変換技術の確立を目指し、溶媒抽出法による再処理及びMA分離のための新技術SELECTプロセス(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)の研究開発を行っている。本研究では、SELECTプロセスの更なる効率化を目指し、酸性アミド型の新抽出剤ニトリロ酢酸ジアセトアミド(B-TONAADA)とアルキルジアミドアミン(ADAAM)の2種類を混合した混合溶媒系による抽出試験を実施した。その結果、MAと希土類元素を含む水相中から、酸濃度を調整することで、効率的にアメリシウム(Am)を分離する方法を見出した。
中村 聡志; 鈴木 英哉*; 石井 翔*; 江森 達也; 黒澤 達也*; 柴田 光敦*; 下条 晃司郎; 伴 康俊
no journal, ,
日本原子力研究開発機構では、高レベル放射性廃棄物の減容・有害度低減に向け、高レベル放射性廃液からマイナーアクチノイド(MA)を回収する「SELECTプロセス」(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)の開発を行っている。本研究では、SELECTプロセスにおけるMA/希土類元素(RE)分離の効率化を目指し、酸性ジアミド抽出剤Branched-TetraOctylNitriloAceticAcidDiAmide(B-TONAADA)の適用性を検討した。抽出試験の結果、硝酸濃度によってランタノイドパターンが変化する特異的な抽出挙動を示すとともに、広い硝酸濃度領域でREよりもMAの分配比が大きくなることが明らかとなった。